大賀社長は芸大出身であり、レパートリーはクラシック中心だが、中島社長は演歌専門だ。それも、「中島昭午メモリー・私を支えた心の演歌」というCDを出し、20れの一本杉など肥曲を一人で唱いあげたのだから、「私にとって演歌熱唱は生きがい」というのも当然だ。「この演歌熱唱とゴルフとは、多くの人々との交際の輪を広げ、さらに交友を深め、会社経営に大きな力をつけてくれる。たしかに、ゴルフも演歌熱唱も仕事とはいえないが、この遊びの中に人間らしさが素直に表現され、いい仕事に結びついていくのですよ」社長自らがゴルフと演歌に熱中しているから、仕事が厳しくても、ゴルフの盛んな明るい会社となっている。ゴルフをやらせればシングルクラス、演歌を歌わせればプロはだし、といった社員が多く、実に明るい生き生きとした社風となっている。「エス・パイ・エルの幹部になるには、ゴルフとカラオケがうまくならないと駄目なのか」と質問すると、「ビジネスマンにとって一番大切なことは健康管理。精神的にも肉体的にも健康が第一だ。そのためには遊びの精神が大切だということなのです」と、快活で明るい社風こそが会社発展の原動力だと強調する。では、ゴルフも嫌い、カラオケも嫌いという社員はどうなるのだろうか。中島社長はいっこうに意に介せず、「良い社員、稼げる社員」の条件を明快に宣言する。